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糖尿病合併症とメチルグリオキサール

東北大学大学院医学系研究科小川晋准教授らのグループによって2010年8月専門誌Hypertensionの電子版に掲載された研究論文「糖尿病合併症の進展予測物質を同定」―血中メチルグリオキサールは5年後の糖尿病性血管障害進展を予測する― が発表されました。 弊社では上記、東北大学の研究成果につき顧客様からのお問い合わせが多いことからマヌカハニー中に含有されるメチルグリオキサールを食品として摂取した場合の研究論文との関連性につき直接、小川晋准教授へ電話にてインタビューをし確認しましたところ、下記のご回答を頂きましたのでご本人承諾の上、掲載させていただく事になりました。

【本論文の研究と食品として体内に摂取されるマヌカハニー中に含まれるメチルグリオキサールとの関連性については全くデータが無いためどのような結果が生じるかは不明であり返答のしようが有りません。また、糖尿病患者の一部に、なぜメチルグリオキサールが蓄積するかのメカニズムも解明されていません。メチルグリオキサールそのものが「糖尿病性血管障害進展」の原因になっているのか、或いはメチルグリオキサールが蓄積する何らかの原因が起因しているものかも定かではありません。 発表の論文は生体内で産生されるメチルグリオキサール値が血中に高い糖尿患者の例では5年間の血管障害がより強く進行するという研究成果です。そして、マヌカハニーを摂取した結果、上記の血管障害の原因となったというデータはありません。 因みに食品中に含まれるメチルグリオキサール摂取については更に複雑で、例えばその負の要因を食品中の他の物質によって打ち消されるということもあります。以上の理由などから現段階ではマヌカハニー摂取と本研究成果とは直接の関連性がありません。 従ってマヌカハニーの摂取が「糖尿病性血管障害進展」に直接結びつけることは大変飛躍した考察です。】

尚、オーストラリア産蜂蜜を扱うサイトやブログ上などで、東北大学の発表としてマヌカ ハニーに含有されるメチルグリオキサールに発がん性があるとの記載について小川晋准教授は【そのようた発表は全くしたことがなく事実無根である】とのことでした。

マヌカハニーの安全性について

一方、米国の著名な医学博士で数多くの著書で有名なDr.Christensen,S.(2008)*1は以下のように著述している。

【メチルグリオキサールは細胞の染色体に毒性・癌化の他糖尿病の進行に作用するといった報告がある。糖尿病患者は血中に通常より高い値のメチルグリオキサールがみられる。これは、患者自身の体内で作られるメチルグリオキサールであり、食品中に含有されるメチルグリオキサールと同じ分子構造であるが、食品中に含有され、摂取されるメチルグリオキサールは細胞の効果的な恒常性維持メカニズムによってメチルグリオキサールの負の要素は打ち消されている。例えば細胞のデフェンスメカニズムである酵素グリオキサラーゼ(glyoxlyase*2)によって速やかに分解される。 また、外部より食品などによって取り込まれるメチルグリオキサールは消化菅から吸収されないという研究報告もあります。マヌカハニーは歴史的に長年食され続け、私自身半世紀食している。 摂取による健康への悪影響は現在まで報告されていない。】

*1 Christensen, S. 著書原文はこちら参照
*2 酵素グリオキサラーゼ(glyoxlyase)について詳細はこちら参照